生きずらいのに支援されない人々【境界知能(軽度知的障害iq70~84)、緘黙症、発達障害グレーゾーン】
生きづらかった子供が大人になって、生きずらい大人になっていく、負の連鎖に不条理を感じています。
生きづらい子供は成功体験を積めないために、なかなか自信が持てなくて、自尊心も低下しているので、何か少し言われると、まいってしまうほど、脆かったりするともいう。
自分を守るために、消極的になってしまう傾向もあるのではないだろうか?
生きずらいのに支援されずらいと思える症状、三つ紹介しています。
境界知能(知的障害グレーゾーンともいう)
かつては軽度知的障害と定義されていた、IQ70~84までの人を指すようです。
パット見、健常者と区別がつきずらい、軽度という言葉が付いていることから、支援も必要ないと誤解されて、支援を受ける機会がなく人生を生きている人々がかなり多そうだし、本人も気が付かないケースもあると思う。
しかし、実際の生活ではかなりの困難に遭遇する
そして、こんな噂もあります
それは、人口の14パーセントが境界知能だというのです。
発達障害は大分、認知された為に、次は境界知能への支援対策を充実させるべきというSNSの声もあるようです。
境界知能を知らない方がいるので改めて説明します。これはIQ70~85の軽度知的障害以上健常者未満の人間を指す層です。1950年代までは軽度知的障害扱いでしたがそうすると福祉が回らなくなる等の理由で切り捨てられました。この層には一切のサポートはない為当事者はかなりの生き辛さを抱えています。→ https://t.co/fHzHdssgKj
— 零 (@HkniTPWgoBo4l53) May 29, 2020
境界知能の多くの人々が、子供の内になんの支援も受けずに、見過ごされて、成長していくとしたら、どんな大人になっていくのだろうか。
ある記事で、刑務所に入っている人の中に、本当は福祉の支援が必要だと思われる人がいた、というような感じの記事を最近読みました。
ひきこもり、犯罪者、遅刻常習者、それらの人を一方的に決めつけて非難するよりも、もっとその人の細かい状態を把握しなければ、心の闇は消えないのかもしれないと思った。
『マンガでわかる 境界知能とグレーゾーンの子どもたち』を読みました。
— junjunblog@選択する学び (@10njunjun) October 30, 2020
教師一人一人の「生きづらさを抱えている子どもたちへの理解」は様々。
私も知識と経験がないことで、子供達、自分に対してもシンドイ思いをした一人。 pic.twitter.com/6ZAOJtX2FS
漫画なので、分かりやすい、理解しやすい本です↓
「緘黙症」にも認識されにくいケースと認識されるケースがある!
緘黙症にも
があるという
認識されにくい場面緘黙症は性格的な要素が強いといわれているようです
その性格の傾向は『同調的で人の期待に応えようとする傾向が強い』というもので、その為に、頑張って質問に答えようとして、なんとか、短い言葉や単語で返答をするので喋ろうとすれば喋れるのになんで喋らないんだ?と誤解されるような人も出てくる
しかし、無言では不味い事になる、などの不安が勝って喋ってはいるけれど、自信がある時だけしか、大きな声にならなかったり、声を発するだけで緊張しているような状態な為にその精神疲労は測りしれないだろう
よく観察すると
- 視線を合わせようとしない
- 声が小さい時がある
- 無表情
- 極度の緊張状態(身体が硬直している)
- 緊張がずっと続いている
- 話しかけたり出来ない
- 自発的に発言できない
- 長い文章で答えたり出来ない
などの傾向が見られたりするので、かなりの精神的不安や、不都合を抱えて、困難に遭遇しやすいと思う。
このような状態であっても、認識されずらいので、放置されて大人になる人も多いと思う。
支援されない認識されずらい緘黙症の人々は、自己評価が下がってしまったり、心のバランスを崩して、二次的な不安障害を発症してしまう可能性があるという
緘黙の経験者の筆者が書いた本の紹介をします。
幼稚園時代から学校などの社会的場面での生きにくさが語られた、かんもく当事者の内容で評判の良い書籍を紹介↓
入江紗代さんの『かんもくの声』(学苑社)。すごい熱量に圧倒される。家に帰ると喋りまくっていた場面緘黙症の入江さんは、学校では「話せないのではなく話したくないんだ」という演技をしていたという。「コントロールできない体」をどう扱うかという点で、発達障害や吃音ともぐいぐい繋がってくる。 pic.twitter.com/y5BdW6WbNq
— 白石正明 (@shiraishimas) February 14, 2020
入江紗代さんの『かんもくの声』、ご恵投いただきました。場面緘黙症の当事者が書いたノンフィクションというのはおそらくこれまでにあまりなかったのでは。まだ拝読できていませんが、きっと貴重な一冊であるはず。吃音とはまた違う、伝えられないもどかしさや困難を、この本で知りたいです。 pic.twitter.com/mALnwtFqgn
— 近藤雄生 / Yuki Kondo (@ykoncanberra) February 18, 2020
入江紗代著「かんもくの声」を読みました。
— 高木潤野研究室(信州かんもく相談室) (@TakagiLab) February 10, 2020
「場面緘黙」という現象の奥にある体験や感覚などが、丁寧に紡がれたことばによって描き出されています。私にはまるで「謎解き」のように感じられました。
場面緘黙に関心のあるすべての人に読んでほしい本です。 pic.twitter.com/zPTMrgTq7N
↓
発達障害グレーゾーン
発達障害グレーゾーンとは、発達障害の傾向を指摘されならがも、診断基準を満たさない為に正式な診断には至らない人達の事を指すようです。
発達障害については最近、支援の対象になりつつあるけれど、グレーゾーンは普通の人のように出来ることが多いけど、少し出来ないこともあるて感じらしいです。
なので、発達障害グレーゾーンの生きづらさは発達障害よりもっと見えづらいものだろうと言われているようです
生きづらいのに、診断が付かないので、障碍者としては支援はされないのではないだろうか?
「灰低 生きづらい+グレーゾーン」3話。
— クロミツ (@kuromitsu1510) October 31, 2020
発達障害の検査結果表を医師に見せてもらった。
グラフはこの見方が正解かは正直知らないが、
医師の説明で自分の特性が解って何か納得した。#灰低#発達障害グレーゾーン#生きづらさ #エッセイ漫画 pic.twitter.com/uQQYo2Ln7Q
最近読まさせていただいている
— こたぬき 歌うんばばばい (@kotanukiwautau) June 11, 2020
姫野桂さんの[発達障害グレーゾーン]
と言う本がすごく面白くて
見ている方も重たくならない様な文章で書いてあってすごく読みやすく、わかりやすいので当事者の方やそうでない方にもおすすめですー!#発達障害#発達障害グレーゾーン
↓姫野桂さんの「発達障害グレーゾーン」という本
まとめ
自分も、普通だと思って生きてきたけど、境界知能、緘黙症、二つ揃って、携えているのかもしれないと思うことが多い。
世の人々は犯罪者を責めて、ひきこもりを責める傾向にあるけど、そろそろ、メカニズムが暴かれていき、実は、悪くなかった、て判明するんじゃないかと思う。
軽度だから、といって放置されがちな人も返って支援を受けられない事で、苦しんでいる人もいるんではないかと思う
生きずらい人の一部は、二次障害的に、ひきこもり、にもなる可能性があるのではないかという事も危惧されている。